噛み合わせ治療について

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噛み合わせ治療の本質

いかに精度の高い治療を行うか?

いかに精度の高い治療を行うか?

噛み合わせ治療の本質は“精度”。
いかに精度の高い治療を行うか?それに尽きるというのが当院の考えです。

精度の高い噛み合わせ治療とは、きちんと機能性が確保された治療とも言えます。
“しっかり噛める”という口腔機能は、家に置き換えると基礎部分にあたります。
数十年と家を支え続ける重要な部分である基礎、それが疎かになっている家に住みたいと思う人はいないはずです。

“精度=機能性”の追求は噛み合わせ治療の本質であり、大前提でもあります。
にもかかわらず、審美性ばかりを追い求めて、高い精度が達成できていない治療も多々見受けられます。
“白いだけで、噛めない歯”
このような歯に意味はあるでしょうか?

精度を高めること、そこにしか噛み合わせ治療の成功はないと考えています。

噛み合わせ治療における精度とは?

口腔内はとてもデリケートな場所で、平均0.08mmの大きさの髪の毛が1本入っただけでも、その異物感に気づきます。
そして、噛み合わせというものは非常に精工で、その機能は人間では認知できないほど繊細です。

噛み合わせに問題があり、どこか1箇所でも強く当たっていたら、その後、2~3回程度噛むうちに、もう顎が調整してそこを避けるようになります。

当たりが強い部分を避けて噛むのが当たり前になり、正常ではない位置で物を噛む癖が付いてしまいます。
これは椅子の座面にトゲがあって、そこにお尻が当たらないようにずっと“空気椅子”の姿勢でいるようなもので、顎に大きな負担がかかります。
その結果、物を噛むと顎が疲れたり、痛みが生じたり、頭痛や肩こりなどの不定愁訴の原因になったりします。

こうしたことが起こらないように、理想的な噛み合わせや顎の位置を目指すのが、噛み合わせ治療です。
上記のような精工な噛み合わせを調整するわけですから、そこで求められる精度は並大抵のものではありません。
本当に難しい治療で、だからこそ信頼のおける歯科医院で治療を受けるべきなのです。

研修会での学び

研修会での学び

当院がこのような噛み合わせ治療を行う大きなきっかけとして、研修会での学びがあります。
この研修会に参加し、補綴・咬合になどについて学ぶことで、いかに噛み合わせが重要か、そして精度が大事かということを徹底的に叩き込まれました。

このような経験がないと、「噛み合わせは重要」「精度は大事」と言われても、なかなか実践できません。
それは「なぜ、重要なのか?」「なぜ、大事なのか?」ということがわからないからです。
その結果、本質とはかけ離れた噛み合わせ治療が行われてしまっているのです。

噛み合わせ治療の内容

まずは噛み合わせの状態を診ます

他院で噛み合わせ治療を受けられたものの、なかなか改善しない。
あるいは、「これ以上はどうしようもありません」「慣れるしかありません」と言われて、お困りになられた方などが、ご相談に来られます。

こうした場合、まずは咬合紙(上下顎の歯の接触を確認するための紙)を使って、当たりの強い部分はないか確認します。
なお、咬合紙そのものが非常に薄い紙なのですが、当院では特に薄い物を使用して、精密に噛み合わせの状態を確認しています。

当たりが強い部分があれば調整

当たりが強い部分があれば調整

噛み合わせの調整ですが、この時、“安易に広範囲に歯を削る”ようなことは致しません。
先ほどの“座面にトゲがある椅子”を例に取ると、それはトゲを取り除かずにお尻の方を削るようなもので、私に言わせれば治療ではなく“破壊行為”です。
歯の高さを追加したり、手技により顎を理想的な位置へ誘導したりするなどして、噛み合わせを構築することもします。
歯を削って調整する際には、確認を重ねて、細心の注意を払って最小限の切削で調整します。

また、噛み合わせの問題は口腔内全体に関わります。
そのため、痛みなどの症状がない部分もきちんと診て、適切な処置を行います。

TEL

079-236-1708

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